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2020年 4月 22日 計画立ての重要性

こんにちは!

セン南校舎長の新居です。

 

最近皆さんに会えなくなって久しいですが、お元気ですか??

 

さて、今日は「計画立て」について話しましょう。

 

受験勉強然り、大きな目標を達成するためには、計画立てがとても重要になってくるからです。計画立てをするためには、正しい「目標」と「現状」の認識が大切になってきます。

 

そうですね、バスケットボールに例えてみましょう。

例えば県大会でベスト8を目標にしていたとします。

 

その時に、まず何から行動しますか?

がむしゃらに練習をすることも大切ですが、多くの人は「ベスト8まで残るチームってどんなチームなんだろう?」っていう「目標」の分析から始めると思います。仮にチームAとすると、このチームAの試合は、どんな試合なんだろう?どういうゲームの運びをするんだろう?人数は?身長は?試合のスタイルは?一人一人の個人の能力は?強みと弱みはなんだろう?普段はどんな練習をしているんだろう?色々調べるはずです。

 

そして、次に「自分のチームとの違いはなんだろう?」という「現状」について分析します。仮に県大会ベスト64の実力だったとすると、なぜチームAに勝てて自分のチームに勝てないのか?何が自分のチームの強みと弱みで、それらを踏まえてどうすればチームAのレベルまで到達できるのか?

 

 

別にこれ、ゲームでもたとえられますよね。たとえばRPGの最終章で倒したい敵がいたとして、攻略サイトで「どれくらいの能力があれば倒せるのだろう?」って調べたりしますよね?そして次に、その能力と今の自分のメンバーの差を確認して、装備やレベルやスキルを、どのように埋めたら攻略できるのかを考える。

 

 

もっと身近な例でいうと、長期休みの学校の課題とかもそうですよね。「これ、全部でどのくらいの量があるのだろう?」ってところから逆算が始めます。そして、1つあたり自分だったらどのくらいの時間がかかるのかを調べて、全体の時間を確認してから実行に移る。

 

大きな目標を達成するためには、「計画立て」が非常に重要ですよね。

では、受験における正しい「目標」と「現状」の認識とはどうやるのでしょう??

 

答えは、「過去問演習」です。

 

受験は、わかりやすいです。志望校の試験において、合格最低点を越えていれば合格・越えていなければ不合格です。じゃあ、どうやって受験に合格する前にそれを判断するか?それは、「去年・一昨年だったら受かったか?」を見ればいいんです。だから、過去問が仮想目標になります。

 

ただし過去問演習を進める上で、気をつけてほしいことが、あります。

それは、 「基礎固め」「タイミング」です。

 

「いきなり過去問に入る前に、先に基礎固めをした方がいいですか?」

 

これはその通りです。何事においても、基礎固めが重要。バスケなら、いきなり県大会ベスト8レベルの練習や試合に臨むのではなく、まずは走り込み・フットワーク・シュート・ディフェスの練習や、自分のレベルに近い相手との練習試合。ゲームなら、最終章の強敵たちと戦ったり強いスキルや装備を揃える前に、もっと手前のステージ地道なレベル上げ。学校の課題なら1日で全ての計画をこなそうとせずに、毎日コツコツとできる量で進めること。

 

ただし、この際に「中間目標と期限」を設定することをおすすめします。中間目標と期限の設定なしに、永遠とフットワークやったり、手前のステージでレベル上げしたり、毎日コツコツ課題をやり続けたら、気が滅入りそうですよね。

 

勉強ならたとえば英語。模試の点数で、現状が40点の人は、いきなり80点を目指したり過去問に入らずに、まずは60点を取るために行動していきましょう。そして、そのために必要な中間目標として、「センター1800のst10-18をもう1周」「長文速読トレーニングを1日1題」「共通テストの過去問を3日に1題」を、「6/21の全国統一高校生テスト」という期限までにやりきる。こんな感じですね。

 

「不安だから…しばらく過去問に入らずに基礎固めをしていいですか??」

 

これは、半分正解で半分不正解。それは、時期によります。

高3の最後の試合までの残り3ヶ月で、「まだ県大会レベルじゃないからもう少しレベルの近い相手と…」とか、「フットワークが大事!!」ってばっかり言っていたら勝てる相手も勝てないですよね。いつまでも手前のステージでレベル上げしてたら効率悪いですし、相当な時間がかかります。残り3日で課題の量が多いのに、「いや、1日1時間って決めていたから」とか言ったら間に合わなくない?って感じですよね。

 

受験においては、遅くとも

高3の6月からは共通テストの過去問演習

高3の7月からは志望校の過去問演習

に入ります。これが最低限の過去問演習量を確保するために必要だからです。

 

そのためにも、まずは中間目標として

4月26日の共通テスト本番レベル模試

ですね。皆さんの頑張りを楽しみにしています!

 

 

ここまで計画立てに必要な「目標」と「現状」の正しい認識について話してきました。

 

壁にぶつかった時、伸び悩んだ時、ふと思い出してくれると嬉しいです。

何事も計画立てです。計画立てのためには、正しい「目標」と「現状」の認識。

受験における目標の認識は「過去問演習」で、その際に大切なのは「中間目標と期限設定」をした上で、「基礎固め」と「タイミング」を意識すること。

 

最後に。

何か、目標を達成した時のことを思い出してみてください。最初は無理かな…とか、途方もないな…と思っていたものが、達成できた時。自分がこうなりたいなと思っていた自分になれていたり、近づいていると実感した時。今日という1日の終わりや、自分の今までの過ごし方に誇りを持てたり、充実感を得ることができていたんじゃないでしょうか。大変な日々も、過ごしてきてよかった。ここまで努力してきてよかった。そう思えていたのではないでしょうか。

 

人はなんのために生きるのか。僕は、その問いのひとつの答えが、「目標を達成するため」だと思っています。

 

自分の生き方に誇りを持ってください。堂々と、自信を持って生きてください。そのために、自分の思考・理想を、現実にしてください。これは充実した今を過ごすだけでなく、きっと社会に出て行く上でも役に立つはずです。

 

だって、仕事は「目標を達成すること」を通じて社会に貢献することだから。

 

受験勉強はそういう意味で、「目標達成」において最高の訓練の場です。

悔しい、嬉しい、その繰り返しを経て、最高の受験生活を送れることを願っています。一緒に頑張りましょうね!

 

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