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2019年 9月 3日 大学別過去問分析〜一橋編〜

佐藤です。やっと夏休みが終わり9月になりましたね。過去を後悔しても時間の無駄です!夏休みの出来に満足してない人はこっからギア上げて巻き返しましょう!今回はテーマでいっぱいいっぱいなので導入飛ばします。

今回のテーマは大学過去問分析~一橋編~です。僕が通っている一橋大学の入試の特徴について書いていきます。一橋に興味がある方は最後まで読んでもらえると光栄です。

商・経済・法・社会学部全て問題が共通であり、受験科目は英語、数学、国語、地歴公民1科目です。(学部ごとに配点は異なります。)

①英語

一橋の英語は早稲田や慶應よりぶっちゃけ簡単です。その理由は2つあります。

まず何よりも時間に余裕があるからです。構成としては長文読解2題、文法問題、自由英作文そしてリスニング。早慶に比べ読む量が少ないので落ち着いて読むことができます。しかし逆に言えば精読しないと不十分な解答となってしまいます。そこは練習しながら慣れていくしかないですね。

もう一つの理由としては単語レベルが低いからです。早慶の文章にはいわゆる難単語というものが多く含まれています。それに比べると一橋の単語レベルは多くがターゲット1900レベルなんです。驚きかもしれませんがこれ事実です。

英語についてまとめると、

・難関校にしてはレベルが低い。裏返せば点差はつきにくい。

・私立併願も考慮に入れると、ある程度スピードを必要とする早慶の問題と精読を必要とする一橋の問題をバランスよく解くのが良い。

・リスニングは三回流れます。センターよりも簡単といっても過言ではないので安心してください。(笑)

といったところです!

②数学

やってきました!数学です!!(笑)

文系数学のトップ?という名を持っている一橋の数学は本当に難しいです、、

構成としては5問、120分です。まあ単純に割れば1問24分ですね。長いようで短いです。

では一橋の数学を攻略する方法をお教えします!

まず、過去問を解くときはなるべく全部答えまで導き出す。時間は気にしないでいいです。とにかく答えを出してください。これを毎回やることで考える力とひらめく力が格段と上がります。

次に、問題の傾向をちゃんと分析してください。一橋は決まった分野の問題をほぼ毎年出します。(主に整数、ベクトル、確率)これらを重点的に勉強することである程度の点数を取ることができます。また過去に出た問題の類似問題を出す傾向があるので過去問を何度も解いて解法を体に染みつけることは効果的です。実際に僕は過去18年分を3,4周しました。

そして何より数学好きであってください。嫌いなものを勉強し、なおかつなかなか解けないとなったら、誰でも避けたくなります。ただ問題レベルが高いので解けたとき、解説を聞いて理解したときの爽快感は他大学の問題に比べ群を抜きます。辛抱強くやり続けましょう。

過去問を解き始めた当初は良くて2.5完、悪いと1完でした。(◯完っていうのは完全解答した問題数のことを表してます。小数点は途中まで合ってることを表してます。)

しかし、上に述べたことを怠らずにやった結果、なんと本番はほぼ5完でした!(ほぼっていうのは途中のグラフを書き間違えたってやつで答えは全部合ってました)

自分が受験生だったころ、よく自分に言い聞かせていたのがこれです。

一橋商学部の配点はセンター250、二次の数学250。センターで満点の人(持ち点250)とセンターで8割の人(持ち点200)の持ち点は50も違います。ただ8割の人が二次の数学で1問多く解けちゃえば一気に同点ですよね。50点なんて簡単にひっくり返る!

何が言いたいかというと、数学の出来が合否に直結するということです。それぐらい大事な科目であること、忘れないでください。決して辛くても数学から逃げないこと!(理想としては商、経済は3.5完、法3完、社会2.5完くらいですかね。配点は学部ごとに違います。)

③国語

なんともコメントしづらい(笑)えーと、自分ではよくわからなかったので人が言ってた話書きます。

まず構成は現代文、現古融合文、要約問題(大体200字)の3題。時間は100分です。

特徴は高得点が取りにくい、らしいです笑(国語苦手なやつからすると有難い)

一橋の国語は記述の字数制限が厳しく全ての要素を解答に詰め込むのが至難の業ってよく言います。なので取れるところで点を稼ぎましょう!例えば漢字問題や意味問題。書き取りのレベル決して高いとは言えません。意味問題は特殊ですが、単語の意味(文中での意味ではなく辞書の意味)を書くだけなので割と取り所です。他にも現古融合は簡単らしいです。(僕は全然取れなかったです笑)

まあアドバイスすることはさほどないですが一つだけ!そこまで国語に時間割かなくていいと思いますよ。過去問解いて復習すれば十分かなと。それよりも他の科目でいっぱいでしょうし。

④地歴公民

僕は日本史選択だったので日本史を中心に話します。

一橋の日本史の問題は400字記述×3題で構成されています。

特徴としては1題の中に小問が3,4個ありそれら全てに解答して400字になるようにまとめるということです。(うまく説明できません笑わからない人は一度過去問見てみて)小問ごとに字数制限はなく、足したら400字になるように自分で字数配分を行うのが最高に難しくて最高に楽しいですね。

なので解答用紙も原稿用紙×3だけです笑

出題形態としては前近代の問題(明治以前)が1題、近代の問題(明治以降)が2題が基本です。

では、一橋日本史の対策方法を教えます。

最初から記述を書くのではなく段階を踏んでいきましょう。というより、おそらく最初から400字書ける人なんていないと思いますが、

以下に記述を書くためのステップを書いていきます。

1.問いの分析

 何を問われているのか、設問者の真意を汲み取ってください

2.キーワードの箇条書き

 問いの分析ができたら、解答の核となるキーワードを列挙してください

3.キーワードの量を基に字数配分の決定

 400字の内訳の目安を決めてください

4.キーワードをつなぎ合わせる。

 列挙したキーワードの関係性を吟味

5.キーワードに肉付けする感じで400字記述を行う。

これでやっと1題完成です。意外と時間かかります。

最初の頃はキーワードの箇条書きをするだけで手詰まってしまうかもしれません。そんな時は初心に帰って教科書を読みましょう。模範解答は大体教科書の部分を切り取って繋いでいる感じです。(たまに教科書に書いてない誰も解けないような問題出て来ますけど)

最後にオススメ教えます。

・過去問を復習する時は教科書を横に置く。解答に直結する教科書の記述を見つけたらその場で線を引く。これがオススメなのは過去問の類似問題が頻繁に問いの聞き方を変えて出題されるからです。

・教科書の太字レベルの単語は意味を説明できるようにしておく。理解を深めるために用語集を用いて勉強する。これは上に述べたキーワードの肉付けを上手にできるようにするためです。

世界史も問題構成とかは一緒です。勉強方法もあまり変わらないかと、

地理はめっちゃ難しいらしいです。受験科目でなかったのでわからないですが、東大の大学院入試レベルとかなんだとか。

あとは、ビジネス基礎。これは一般教養で割と解けるとか。僕の友達の中には、地理受験するつもりで試験に臨んだが問題が難しくて、試験始まってからビジネス基礎に急遽変更した人もいます。ちなみに合格してます笑

あまり適当なことも言えないので社会科目の分析はこれくらいにしておきます。

長々と書いてきましたが、自分は一橋の過去問解くのが好きでした。

特に数学と日本史。過去問解くごとに頭良くなっていた気がします。笑

是非僕の過去問の活用法を参考に対策していってください。応援しています!

一橋大学商学部 1年 佐藤大洋

 

 

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